この作品のコンセプトは、
数式による暗号化
である。
この問題は、高校1・2年生の時に学習する「軌跡」の問題をベースにしている。「軌跡」の問題は、ある点をパラメータで変化させると、それによって点の座標が変化し、曲線が得られるという問題である。
多くの人が高校を卒業した人であれば必ず学習する事柄でも忘れてしまっていたり、自分の手を動かして問題を解くのが面倒だったりしてしまう。そのような現状に、ヒントを得て、この作品を作成した。
「藤」のつく名前は、「伊藤」「佐藤」「武藤」など多々あるため、「加藤」という苗字は覚えてもらえづらい。そこで、この作品では逆に「加藤」のアイデンティティーである「加」の部分を問題にし、「数式」で暗号化した。私の名前を忘れると、高校の数学の問題を解かないといけないという状況を作ってみた。それが嫌なら、一生私の名前を覚えて下さいといつも、名刺交換の際に言っている。
もちろん、この問題は解けるようにできているので、時間があれば、私の皮肉っぽいアイデアに負けずに解いてみたらどうだろうか。

表面

裏面

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